夢だと思う。実現できない理想だ。実現できなくても、人々はこの夢を持とうとする。それは世界中の国々と人々の共通の目標だからだ。利己的な人間性で、戦争を二度と起こさないように予防することは不可能なのに、皆が一緒に努力し、戦争を減らし、世界をもっと理想な所にすると信じている。
書面上には戦争もなく世の中が穏やかであるように定義している。達成しやすいようだが、現実は現実だ。利害の対立、立場の矛盾、意見の食い違い、色々な考慮を考えなくてはいけない。人類史上、内戦から世界大戦まで、インドからイギリスまで、戦争が絶えなかった。今日の世界を見ると、恐怖主義の恐れをはじめ、北朝鮮の核兵器の問題、イラク戦争など、衝突が何度も発生している。平和を守る基礎の上に創立されている国連も、この問題を解決できない。戦争が少ししか予防できなかった。
実は、調和には可能性が含まれている。国々がこの選択を決めるかだ。国々は、緊急時に平和的に協力できることを示していた。例えば、パキスタン大地震が起きた後、世界中の国々が支援を送っている。たとえいつも矛盾があっても、インドが葛藤を忘れ、全力を尽くし、地震の被害にあった人を助けている。しかし、残念なのは、この選択がいつも選ばれないことだ。だから、以前も、今も、将来も、平和は未だ観念状態のままで存在している。
戦争の被害は、皆が良く知っていることだ。すべての戦争で、死傷者が必ずいる。戦争が嫌いなのは、皆同じだ。けれども、この世界は利害関係に動くから、平和が達成できない。国の段階にも、個人的段階にも、自分の利益を注目し、利害の対立がある時、皆が譲歩するのではなければ、衝突が必ず生じている。さらに、領土と個別の国の主権と関わり、この問題がもっと複雑になった。
昨年のイラク戦争の例を挙げ、アメリカが正義の名義でイラク戦争をはじめたが、国連によって行った検査の結果、証拠が探せなかったから、世論ではイラクでの石油を目標する他の意図をもっていたということだ。イラクとアルカイダが明確で直接な関係がなく、化学兵器も核兵器もなく、最後に国々が一つずつ撤退し、国際的な支持もしなくなった。それなのに、イラクを侵略した。国連の平和を守る約束がもう一度失敗した。いつも“できれば戦争をしたくない”というアメリカでさえこんな行為があり、テロ主義者の不合理さがもっと平和を分裂させる。
シンガポール人として、平和な共存では妥協の重要性が深くわかる。わが国は小さな島なので、周辺の国々とも世界中の国々とも良い関係を守らなければならない。土地の大きさがなく、自然資源もなく、いろいろなことが外国から輸入せざるを得ない。そのため、色々な場合で他の国との協定が必要だ。例えば、シンガポールとマレーシャの間に、たくさんの食い違いがあるが、両方が一致の意見へと努力している。全部同意できないのをわかっていて、両方が力の及ぶかぎり矛盾を解く。その他、わが国は周辺の国で災害が発生した時にしばらく援助をおくり、できるだけ援助する。
私も平和の夢をもっている。ところが、もし戦争がなくても、皆が穏やかに生活しても、平和ではない。平和は、私にとって、戦争がなく世の中が穏やかであるだけではなく、世の中での万事が調和していきている事だと思う。今、この地球がずっと深刻な問題に直面している。人間が自然と戦争をしている。これは、初めから負け戦だ。温暖化、汚染の厳しさ、自然資源の急速な減少など、このような環境と関係がある周囲の問題は全人類の破滅を導く。この問題に立ち向かう必要がある。
一個としてテロ主義と戦争がない世界。一個として人種問題がない世界。人間と自然が睦まじく共存する世界。これは天国だ。これは、私の夢だ。これは、平和だ。
- 選考作文:ジョヴィナ・チー(シンガポール)
- 選考作文:エリオス・ガルニエ(フランス)
- 選考作文:カロリーナ・タカラ(ブラジル)
- 選考作文:エステル・ツェー(ハンガリー)
- 選考作文:フリスティナ・フリストヴァ(ブルガリア)
- 選考作文:マグダレナ・マンガラ(インドネシア)
- 選考作文:ソフィ・ライ(ニューカレドニア)
- 選考作文:アザット・アタハノフ(キルギス)
- 選考作文:エムディーアサドゥツザマン(バングラディッシュ)
- 選考作文:マジェラ・ガルシア ドミンゲス(メキシコ)
- 選考作文:ムスタファハムディ・セイハン(トルコ)
- 選考作文:チェン・ユィーチン(カナダ)
- 選考作文:ビショーイ・ファイズ アブド(エジプト)
- 選考作文:ダヴィデ・ホヴァニシアン(アルメニア)
- 選考作文:エクトル・メンドーサ(パラグアイ)